5. コブレンツの南(lahnstein)[古城紹介]お城&お城型の宮殿

こんにちは。なかしま です。

宿をラーンシュタインに借りています。少し歩くと、ライン川の対岸にシュトルツェンフェルス城が見え、ラーン川の河口ににラーンエック城 が見えます。

シュトルツェンフェルス城 は、「コブレンツの見どころ10選」に挙げられている城型の宮殿です。ラーンエック城は、12人のテンプル騎士団が籠城しマインツ大司教の兵と戦った歴史がある穴場的なお城です。

きょうは雨だったので、「身体を休める日」としてのんびり過ごし、宿の近所を散歩しました。

思い出保存と情報共有を兼ねて旅行記を綴ります。

適宜、読み飛ばしてくださいね。

本編…汎用的な情報 | …歴史のこぼれ話 | …個人的な感想文 | …行き方や公式サイトの案内

地図

旅した国と地域

国 :ドイツ
地方: ラインラント=プファルツ州(Rheinland-Pfalz)
市町村: ラーンシュタイン(lahnstein)

シュトルツェンフェルス城(Schloss Stolzenfels)

シュトルツェンフェルス城

コブレンツの南数キロメートル、ライン川の西岸に見える白いお城がシュトルツェンフェルス城です。

シュトルツェンフェルス城 は、プロシア/プロイセン家が19世紀に建てたネオゴシック様式の宮殿です。13世紀の要塞跡に建っています。

城を訪ねると、19世紀のドイツ文化を感じられるそうです。あいにくと、わたしたちは対岸から眺めるにとどまりましたが、行ってみたい方は次のインフォメーションを参考にしてみてください。

シュトルツェンフェルス城
Schloss Stolzenfels

春夏:10:30-16:30|秋:10:00-17:00https://tor-zum-we...ttspreise/
月曜定休|秋:土日祝日のみ開城|冬:閉城
大人:€5.00|子供:€3.00
Schlossweg 11, 56075 Koblenz, ドイツhttps://goo.gl/map...Ljkp7wkA2A
公式ウェブサイトhttps://tor-zum-we...olzenfels/  
観光局からの案内https://www.koblen...astle.html

アクセス
アクセス案内(公式ウェブサイト)https://tor-zum-we...d-anreise/
最寄り駅:コブレンツ中央駅下車後、徒歩1時間強
最寄りバス停:Stolzenfels-Schlosswegコブレンツ中央駅からバス670系統に乗車し、下車後、徒歩20分www.koblenz-touristik.de
最寄り船着場:Rhens船着場から徒歩約40分https://www.k-d.co...ages/rhens
ハイキングラインバーゲンウェグのステージ7の中ほどから、少しコースをはずれて到着https://www.rheinb...-nord-sued

ラーンエック城(Burg Lahneck)

ラーンエック城(Burg Lahneck)

ラーンエック城はラーン川とライン川の合流地点にあります。

わたしたちはラーンシュタインに宿泊したので、宿をでて少し歩くと、いつもラーンエック城が見えました。

この中世の城には、ふたつほど興味深いエピソードがのこっています。ひとつは14世紀のテンプル騎士団のこと、もうひとつは19世紀に少女の遺体が見つかった話です。

シュトルツェンフェルス城に比べると、あまり宣伝されていない印象です。穴場的な古城を探しているひとにお勧めしたいです。

お城に電話で問い合わせたところ、城内見学ツアーは「ドイツ語のみ」ということだったので、私たちは見送りました(2021年)。でもウェブサイトをくまなく読んでから行くと、言葉がわからなくても楽しめたかもしれません。「やっぱり行けばよかった…!」と後から悔やまれる場所のひとつになりました。

ラーンエック城
Burg Lahneck

城内ガイドツアー:11:00、12:00、13:00、14:00(所要40分) http://www.lahneck...ml/gb.html
春夏のみ開城
大人:€10.00|子供:€5.00
最寄り駅:オーバーラーンシュタイン駅下車後、徒歩およそ20分https://goo.gl/map...ngGQJHWRf7
Am Burgweg, 56112 Lahnstein, Germanyhttps://goo.gl/map...c3FTCS1C77
公式ウェブサイトhttp://www.lahneck...index.html  

歴史:テンプル騎士団さいごの12人

ラーンエック城は、テンプル騎士団さいごの12人が籠城して、英雄的な戦いの末に命を落とした城として知られています。

十字軍とかテンプル騎士団というと、聖地エルサレムを争った「キリスト教徒 VS イスラム教徒」の構図がまず浮かぶかもしれません。でも、このときのテンプル騎士団の敵は キリスト教の最高司祭であるローマ教皇 でした。そして、テンプル騎士団を壊滅させるべくローマ教皇に圧力をかけていた黒幕は、フランス国王フィリップ4世でした。

テンプル騎士団というのは、第一回十字軍が聖地エルサレムの奪還に成功した直後に、組織された修道士騎士団です。エルサレムに拠点を構え、聖地への巡礼者を護衛するほか、必要に応じてローマ教皇からさまざまな特権を与えられ、金融業さえ許可されていました。この結果、同騎士団はとても裕福になっていました。

しかし12世紀後半にイスラム教徒が巻き返しに成功してから、テンプル騎士団はやや勢いを失い、14世紀に入るとついにムスリム世界に拠点を置くことがかなわくなり、フランスのパリへ拠点を移すことになりました。それでもなお莫大な富を蓄え、ヨーロッパに築いていたネットワークも健在でした。

フランス国王フィリップ4世はこれらを利用することを考えますが、テンプル騎士団は誇り高すぎて意のままになりませんでした。業を煮やしたフィリップ4世の圧力を受けて、ローマ教皇が「テンプル騎士団の解体と財産没収」を布告する事態に発展します。さらにフィリップ4世は、テンプル騎士に様々な罪状をでっちあげて拷問の末に処刑する暴挙にでました。

こうした背景があって「テンプル騎士団 VS ローマ教皇」の構図が成立したのです。テンプル騎士団は事実上解体させられ、騎士は散り散りになりました。この理不尽な扱いに最後まで抵抗した12人が立て籠もったのが、このラーンレック城だと云われています。

12人のテンプル騎士団をここへ追い詰めたのは、マインツ大司教の軍隊です。12人は「騎士らしく戦って死ぬ」と誓っていました。その勇敢な戦いぶりを称えられ、生き残った最後の1人は「慈悲を乞うなら、自由の身にしてやる」と告げられます。剣を降ろしてゆっくりと歩み寄る騎士が投降するかに見えたそのとき、騎士は敵を掴み抱えるとそのまま堀に飛び込みました。当時の堀には槍柵がめぐらされていました。

テンプル騎士団の土地や修道院はヨハネ騎士団に寄贈されました… ということになっていますが、「実際にはフランス国王フィリップ4世とイングランド国王エドワード2世が大部分を横取りした」と考える歴史家がほとんどです。

参考資料:
de.wikipedia.org/wiki/Templerorden
en.wikipedia.org/wiki/Knights_Templar

歴史:命を落とした少女の日記

1862年、ラーンエック城の修復工事が行われたとき、塔の上部の部屋から、白骨化した少女の遺体が見つかりました。近くには、日記が落ちており、何が起こったのかが書かれていました。

11年前の1851年。名をイディリア・ダブという当時17歳の少女が、家族旅行で、スコットランドからやってきて、ここラーンシュタインに滞在しました。ある日、イディリアはひとりでラーンレック城を訪れ、塔に登るのですが、その直後に木製の階段が崩れ落ちてしまい、帰る道を断たれてしまったということです。

当時からライン川流域の古城めぐりは人気のアトラクションとなっていて、多くの城が修復されていました。しかしラーンエック城はまだ廃墟のままで、城の外壁は崩れており、塔の中の木造の階段はおそらく腐っていたのでしょう。

この話は実話として近年、"The Missing girl"というタイトルで書籍になって販売され、ドイツをはじめイギリスでも知られることになりました。ただ、歴史的な事実と照合すると、噛み合わない部分があるという指摘がなされているようです。一部がフィクションなのか、この出来事そのものがフィクションなのか、真相はわかりません。

[買い物]スーパーマーケット「グローブ」

ラーン川の南岸にグローブ(Globus)という大きなスーパーマーケットがあります。サラダなどお弁当的な軽食も売っていたので助かりました。

グローブで買ったもの
アパートにて夕飯

昼食は中華料理をたべて満腹になり、油がおおかったので、夜は控えめに野菜メインにしておきました。外は雨。アパートでゆったりしながらの夕飯になりました。

外食すると、人前ということで、気持ちが少し緊張します。また、注文するときに量がわからなくて、食べすぎになることもあります。調整するために食事を軽く済ませたいとき、簡易キッチン付きの宿はいいですね。

明日の天気は少し回復するようなので、ライン川沿いのハイキングを予定。グローブで買ったパンとサラミ、ランダムに選んでみたお菓子「Lebkuchen Herzen」をもっていきます。

日記:Lebkuchen Herzen が美味しかった

見たことのないお菓子を買ってみようと思い、目についた「Lebkuchen Herzen」をひとつ買い物かごに入れてみました。

「Lebkuchen Herzen」はチョコレートでコーティングしたケーキのようなお菓子でした。濃厚な後味なので、パクパク食べるよりも、ひとつかふたつをお茶請けにするとちょうど良い感じ。ハイキングの良いお供になってくれました。ただ最後は、わたしがカバンに詰め込んでしまったせいで、ペシャンコになり、中のアプリコットソースが飛び出してしまいました。悲しかったけど、つぶれても、美味しかったです。

本日の行程

2021年9月水曜日  (身体を休める日)

時刻内容
09:00[朝食]アパートにて
11:30ご近所を散策(気になるお城と、パン屋)
13:00[昼食]中華料理
14:30[買い物]スーパーマーケット
20:00[夕食]アパートにて軽食

明日は、ふたつの古城をめざしてライン川沿いをハイキング。少し疲れ気味なので、体力を温存できるルートを採ります。

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