1. ロンドン(London)[見学]カナリーワーフ & ドックランズ博物館ほか

こんにちは。なかしま です。

ロンドン・シティ・エアポートから、DLR に乗り、高層ビルが立ち並ぶカナリーワーフへ向かいました。19世紀の埠頭(商船の船着場)の跡地が開発されて金融街になった場所です。

ここに「貿易港としてのロンドン」の歴史を伝える博物館があります。ここを見学してから、きょうの、もうひとつの目的地へ向かいます。

今回ロンドンを訪れた理由、それは、親せきの還暦祝いパーティに参加するためです。

思い出保存と情報共有を兼ねて旅行記を綴ります。

適宜、読み飛ばしてくださいね。

本編…汎用的な情報 | …歴史のこぼれ話 | …個人的な感想文 | …行き方や公式サイトの案内

概要

地図

国と地域

国:イギリス(連合王国)
国: イングランド (国)
地方:(リージョン:グレーター・ロンドン
県 / 群:グレーター・ロンドン(カウンティ)
市町村区:タワー・ハムレッツ(バラ)

[空路]アムステルダム ⇒ ロンドン・シティ・エアポート

8時35分発の飛行機でアムステルダムを出発し、8時50分にロンドン・シティ・エアポートに到着しました。飛行時間が約1時間15分で、時差は1時間です。

  • ロンドン …UTC+1(夏時間)
  • アムステルダム …UTC+2(夏時間)
アムステルダム出発
ロンドン・シティ・エアポート

ロンドン・シティ・エアポート

ロンドン・シティ・エアポートは、ヨーロッパの都市を結ぶ空港で、ロンドン中心地へのアクセスが便利な立地です。

空港を出ると DLR の乗り場があります。ロンドン市内のバンク(Bank)駅までつながっています。(私たちはカナリー・ワーフ(Canary Wharf)の近くで下車します。)

DLR 乗り場へ
DLR のロンドンシティ空港 駅

ロンドン・シティ・エアポート
London City Airport

London City Airporthttps://goo.gl/map...GC7hazugV8
就航している航空会社と都市の一覧https://www.london...stinations
公式ウェブサイトhttps://www.london...rport.com/  

ロンドンの交通手段ロンドンの交通MAP一覧https://tfl.gov.uk/maps  

[交通]オイスターカード

プリペイド式のICカード

オイスターカードは、ロンドンの交通機関で共通して使えるプリペイド式のICカード です。キャッシュレス化が進んで、現金が使えないケースもあるので、ロンドンを訪れるときは持っておきたいです。

オイスターカード(ビジター版)
カード読み取り機(乗車するときにカードをかざす)

日記:有効期限なし

以前ロンドンを訪れた時に、親戚から「ビジターオイスターカード」を譲ってもらっていた。それから数年が経っているので期限切れを心配していたけど、なんと、無期限で使えるらしい。残高の記録もちゃんと残っていて、今回の滞在で引き続き使うことができました。

オイスターカード VS ビジターオイスターカード

オイスターカードは、なぜか2種類あります。

  • オイスターカード 
  • ビジターオイスターカード 

通常のオイスターカードは、ロンドン市内で購入できます。旅行者でも購入できます(2021年現在)。アカウントを作成してカードと個人情報と紐づけできます。紛失や盗難に遭った場合に、再発行(おそらく有料)と残高の引継ぎが可能です。

ビジターオイスターカードは、国内または海外のロンドン以外の住所に郵送されます(送料自己負担)。個人情報と紐づけはできません。紛失や盗難に遭った場合にも払い戻しはありません。

ビジターオイスターカードオイスターカード
購入費用5 GBP5 GBP
有効期限無期限無期限
払戻し上限10 GBP まで10 GBP まで
払戻後再利用不可再利用不可
アカウント作成不可
(スマホアプリから追加チャージや履歴の閲覧が可)
トラベルカード不可
紛失 / 盗難残高の払戻し不可 アカウント作成済なら新カードに残高の引継ぎが
販売ロンドン以外の国内、
または海外(送料自己負担)
ロンドン
特典観光施設割引(https://www.visitbritainshop.com/gb/en/london-visitor-oyster-card
譲渡
2021年11月現在

※トラベルカード
ロンドン公共交通機関(タクシー除く)乗り放題チケット。通常は紙のチケットだが、オイスターカードに追加することもできる。ただしビジターオイスターカードだとこれができないので、別途、紙のチケットを持つことになる。

オイスターカード / ビジターオイスターカード
Oyster card / Visitor Oyster card

最新情報:
TfL公式:ビジターオイスターカードhttps://tfl.gov.uk...yster-card
観光局公式:ビジターオイスターカードhttps://www.visitb...yster-card  
TfL公式:オイスターカード https://tfl.gov.uk...-as-you-go  

日記:なんとなくビジターカードのまま

私たちは、2~3年に1回ほどロンドンを訪れる機会がありそうなので、アカウントと紐づけができる通常のオイスターカードのほうがよいかなぁ…と思うところ。でも、なんとなくビジターカードのままになってます。特典である観光施設割引を使うのをいつも忘れます。どこで使えるのかが、いまいち明確ではないことも、使い忘れの一因。

[観光]東ロンドンを空中移動(London Cable Car)

ロンドン・ケーブルカー

ロンドン・シティ・エアポートからDLRで西に行くと、Royal Victoria を通過するときに、「ロンドンケーブルカー」が見えました。

「ロンドンケーブルカー」 は、テムズ川を挟んで ロイヤル・ビクトリア と グリニッジ を結ぶアトラクションです。東ロンドンを空中から一望できます。

このケーブルカーは、2012年のロンドンオリンピックのときに開通したそうで、出資社がエミレーツ航空だから、その名称も「エミレーツ・エア・ライン(Emirates Air Line)」。でも公式サイトによると、このスポンサー契約は2022年の6月で終わるとのこと。いまは新しいスポンサーを募っているから、以降は名称が変わりそうです。

日記:近未来SF

レンガ造りの町からモダンなエリアへ、秩序正しく吸い込まれていく光景が、ドクター・フーのにありそうな光景でした。

ロンドン ケーブルカー
London Cable Car

目安:07:00-21:00
金曜延長|土日時短
片道 5 GBP現金不可
のりば:Emirates Royal Dockshttps://goo.gl/map...fnEC1XS3M6
のりば:Emirates Greenwich Peninsulahttps://goo.gl/map...Crn1kxbdv6
TfL公式サイトhttps://tfl.gov.uk...-air-line/
エミレーツ・エア・ライン公式サイトhttps://www.emirat...ine.co.uk/  

[観光]カナリー・ワーフ

カナリー・ワーフ

金融街のカナリー・ワーフは、かつての貿易港

ロンドンの東に、高層ビルが立ち並ぶ金融街があります。 この地区はカナリー・ワーフ(Canary Wharf)と呼ばれています。「Wharf」とは「埠頭」のことです。

ここは19世紀に世界有数の埠頭として栄えた場所。商船がここで荷の積み下ろしを行いました。でも20世紀も後半に入ると、大型化(コンテナ化)する貨物船に対応できず、この港は衰退し、1980年までに閉鎖されます。そのあと金融街として開発されて、現在のような景観になりました。

西インド会社の船着場と倉庫(19世紀)
出典 Wikimedia Commons
1802年のカナリーワーフ(西向き)
出典 Wikimedia Commons
現在のカナリーワーフ(南向き)
現在のカナリーワーフ(地下)

19世紀の砂糖倉庫:ロンドン ドックランズ博物館

ロンドン ドックランズ博物館(19世紀の砂糖倉庫)

古いものも残して再利用するイギリス。カナリー・ワーフの北辺にある19世紀の砂糖倉庫が、2003年に「博物館」としてオープンしました。貿易港としてのロンドンの歴史を紹介しています。

この博物館には、貿易で使われていた道具や、船の模型が展示されています。倉庫で見つかったという「ネコとネズミのミイラ」も展示されていて、衝撃的でした!倉庫にはネズミが多かったので、猫を放し飼いにしていたんですね。(なぜ一緒に息絶えてしまったのかは、謎のようです…。)

近世の貿易で莫大な富を築いた人々は、奴隷貿易に関わっていたことが少なくありませんでした。「砂糖と奴隷」というセクションで、この歴史を伝えています。

20世紀の世界大戦では、この港が標的となりました。物資(食料や燃料)の供給を断つ目的で敵の空襲を受け、ここで働いていた人たちは常に危険と接していました。倉庫には労働者のためのシェルターが設けられていました。そのひとつに実際に入ることができます。

商業港だった頃の模型(だと思う)
昔の貿易道具
猫とネズミのミイラ
展示パネル(Suger & slave)
展示パネル(Suger & slave)
世界大戦時の港湾
避難用シェルター

1780年代のイギリスには、約15,000人のアフリカ系の人が暮らしていたそうです。解放されていた人の多くは、独立して自由に、貧しい階級に属して暮らしていました。いっぽうで富裕層の一員として暮らしていた人々もいたそうです。

博物館のパネルでは、いろいろなアフリカ系の人々が紹介されていました。道路の清掃や、大道芸で生計を立てていた人。グラマースクールに通いケンブリッジ大学を卒業した人。海軍将校とアフリカ人奴隷の女性の間に生まれ伯爵家で育った女性(扱いは同等ではなかったけれど)。そしてアフリカの社会で身分の高かった人は、イギリスの上流社会でも厚遇されたようです。

イギリスに暮らしたアフリカ系の人びと(18世紀~19世紀)
イギリスに暮らしたアフリカ系の人びと(18世紀~19世紀)

ロンドン ドックランズ博物館
Museum of London Docklands

10:00-17:00
月火定休
無料(ひとり5GBP の寄付歓迎)
Museum of London Docklands, No.1 Warehouse, West India Quay, London E14 4ALhttps://goo.gl/map...8vDtvYAVd6
公式ウェブサイトhttps://www.museum...-docklands  

アクセス:
最寄り駅(DLR):West India Quayhttps://goo.gl/map...wdfFd8Agb8
最寄り駅(地下鉄):Canary Wharfhttps://goo.gl/map...8N9QY7vFj7
最寄りバス停:West India Avenue|Canary Wharf|Canada Square|

近くの宿https://www.agoda....cale=ja-jp  

歴史:奴隷制度の廃止

「奴隷」という身分は人種を問わず大昔からありました。

古代なら、陣地や領土争いで負けて奴隷にされることは珍しくなかったし、中世以降のイングランドでは「奴隷」という表向きの身分はなくなったものの、奴隷同然の扱いを受ける人々がいました。近世では、北アフリカのアラブ系海賊船が、ヨーロッパ人を拉致して北アフリカで奴隷として使役したという記録もあります(当時の北アフリカはオスマン帝国領)。

規模として異常に酷かったのが、16世紀~19世紀初頭にかけて行われた「アフリカ人奴隷貿易」です。日本の学校でも習う「三角貿易」の一環。イギリスにも、この貿易に携わって大富豪になった人々がいました。

ヨーロッパの商船はアフリカ大陸で安く奴隷を購入し、アメリカ大陸に(劣悪な環境で)輸出しました。奴隷はサトウキビ畑などで酷使され、精製された砂糖やその他の商品が西ヨーロッパ各地に輸出されました。博物館のパネルにも詳しく載っています。

18世紀後半から奴隷廃止運動が盛んになり、トマス・クラークソンやウィリアム・ウィルバーフォースらが運動のリーダーを務めて、1807年に奴隷廃止が議会で可決されるに至りました。でも使役中の奴隷の解放や、奴隷をつかって生産された商品の輸入禁止に至るのはもう少し先です。不完全だった奴隷廃止法は、約40年をかけて段階的に強化されていきました。

奴隷貿易が禁止されてもなお、アフリカ人を積んで密貿易を行う商船がありました。イギリス海軍がこれを取り締まりました。見つかれば罰金を科されることから、見つかりそうになると、証拠隠滅のために、アフリカ人を海に投げ入れる悲劇も生じました。

ほかの国については、この博物館では触れていません。Wikipedia(EN) によれば、たとえばアメリカの奴隷解放は、地域差があって北部では早かった(1804年)ものの、南部では進まなかったようです。南北戦争を経て統一後の1860年代に足並みがそろいます。フランスは革命後の混乱期にあり、第一共和政(1792–1804年)のもとで奴隷廃止の動きが進むのだけれど、統領政府期(1799-1804年)に大きく後戻りしてしまいました。第二共和政期(1848–1852年)に至ってようやく全植民地での奴隷廃止が宣言されますが、新たに植民地とした西アフリカの奴隷解放は1905年を待つことになります。

[交通]ロンドンのバス

ロンドンのバス停と路線は、TfL公式サイトで見ることができますが、多すぎて、また複雑すぎて、私の理解は追いつきません。

実用的でシンプルな方法は次の通りです。

  1. 地図を見て「出発地」と「目的地」の目途を立てる
  2. TfL公式サイト または TfL公式アプリ で乗り換え検索を行う

乗り換え検索では、利用したい交通機関を絞ることができます。またルートやバス停の閉鎖など、最新の運行状況も合わせて確認することができ重宝します。

※TfL …Transportation for London の略で、ロンドンの各種公共交通機関を一元的に管理する組織。ロンドンの公共交通機関には、地下鉄、鉄道、赤バスやトラム、船などがあり、カテゴリ内でさらに複数の会社が運営を行っている。

日記:バスの利用は初めてだった

ロンドン郊外へ向かうためバスに乗り込みました。ロンドンは何度か訪れていますが、地下鉄を使うことが多く、バスに乗るのは初めてでした。「路線図は複雑、料金は安い」という印象を受けました。

料金は、ホッパー料金1.55GBPが1時間有効でした。実質4.65 GBP で一日乗り放題になるようです。

前のドアから乗車し、黄色い読み取り機にICカードをかして乗車しました。降りたい駅がスクリーンに表示されたら、降車ボタンで知らせます。降りるときはカードをかざしません。オランダとは違うんですね。

ロンドンのバスといえば、赤バス。みな同じに見えますが、じつは路線ごとに運行会社が異なっているようです。持ち物を車内に置き忘れた場合など、2日内なら各社へ連絡し、それ以降は lost property へ連絡するようです。幸い何も置き忘れませんでしたが。

バスの乗り方
Using buses in London

TfL公式:ロンドンバスの乗り方 および ルールとマナーhttps://tfl.gov.uk...-in-london  
TfL公式:ロンドンバスのエリア別マップBorough(地区)一覧から対象を選び、目的地を選択https://tfl.gov.uk...pider-maps
TfL Go appロンドンの全交通機関を一括まはた個別に検索できるアプリhttps://tfl.gov.uk...ps_/tfl-go
TfL公式 乗換え検索出発地と目的地を入力し「plan my journey」をクリック。次の画面で「Edit preference」をクリックすると、利用したい交通機関を絞ることができる。https://tfl.gov.uk/
 

[私事]親せきの還暦祝いパーティ

ロンドン郊外までバスに揺られ、親せきの還暦祝いパーティに行ってきました。

!!!注意!!!
>> 60歳 <<
突然に
セクシーで 若さにあふれ 価値あるひとに
なりたくてたまらなくなるかも

日記:陰キャだけど、いろいろ経験できることを楽しんでみる

手作りの料理、ケーキ、ビスケットが並んでいて素敵。前日から準備したんですって。デコレーションにもユーモアが…!

窓を全開にするとダイニングとお庭が一体になるお家に、30人くらいが集まりました。夜遅くまで騒ぐので、あらかじめご近所さんも招待してのパーティです。

日が沈むと、8月なのに寒い。でも、こちらの人はみな半そで。(私だけ、ありったけの上着を羽織っていました。)

わたしは日中に1度、こそっと身内に「キンチョーしてきたので、ちょっと散歩してきます」と告げ、10分ほど歩いて大きく深呼吸して戻ってきました。こういうリフレッシュは、私には、すごく大切。

メンバーは親せきだけじゃなく、そのお友達やご近所さんなので、初めて会う人も多く、粗相のないように…なんて勝手に思ってたら、話題もキャラも定まらず、加えて英語もまだ流ちょうに話せなくて。私が育った文化圏と違うから、何が「粗相」に当たるかわからないっていうのも、エネルギーを無駄に消費してしまう要因ですね。

こういうのはきっと、場数を踏んでゆくうちに、だんだん、おさまりの良いポジションがわかってくるのでしょう。ということで、慣れるまではしょうがない。ドキドキしながら、いろいろ経験できることが、今は楽しいです!(と、思うようにしてます…無理がたたりませんように)。

本日の行程

2019年8月土曜日 晴

時刻内容
08:30-08:50[フライト]アムステルダム ⇒ ロンドン
10:15-12:00[見学]Museum of London Docklands
12:00-13:00[昼食]ベーグル
15:00-21:00[宴]親せき宅で還暦パーティ

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